ロールス・ロイス発展

発展

1906年、ロイスは後にシルヴァーゴーストという愛称で知られる事になる6気筒車「40/50P」型を発表した。

このモデルはその高い工作精度と頑丈さによって好評を博し1925年までの19年間で6173台が生産された。


C・S・ロールズは1898年に初めて気球に乗って以来、熱心な飛行家でもあった。そして後には貴族の飛行家ロード・ブラバゾン・タラに次ぐ、
イギリスで二人目の公認パイロットとなり、飛行機の操縦に熱中した。


しかしロールズは、1910年7月12日、
ボーンマス国際飛行大会で乗機の墜落によって事故死した。

。。


翌1911年、ヘンリー・ロイスは大腸ガンを患ったが、
手術を受けて辛うじての小康を得た。

以後ロイスは、イングランド南部やフランス等での転地療養を続けながらも、クロード・ジョンソンらの助けを借り、
巧みに経営と技術の舵取りを行った。


1921年には
シルヴァーゴーストの大きな市場であり、当時輸入車に高額の関税を課していたアメリカ市場への対策としてアメリカ工場(マサチューセッツ州スプリングフィールド)が開設され、
左ハンドル仕様のシルヴァー・ゴースト1,701台、ファンタムI1,241台を生産したが、

ビジネスとしては失敗に終わった。
「たとえ高額の関税込みであろうとイギリス製のロールス・ロイスが欲しい」というアメリカの富裕層の心をつかみきれなかったのである。

これらはボディメーカーがアメリカ系のため、イギリス本国生産モデルとは著しく異なるスタイリングをしており、ラジエーター以外はキャディラックかパッカードなどのアメリカ車じみた外観だった。

1929年の世界恐慌がとどめを刺す形になり、
1931年にはアメリカでの現地生産の中止を余儀なくされる。


シルヴァー・ゴーストの後継モデルとして、
1925年にはOHVエンジンを搭載し、機械式サーボ装置による
強力な4輪ブレーキを装備した「ファンタムI」が開発された(サーボブレーキはイスパノ・スイザに倣ったもので、シルヴァー・ゴースト末期形から採用)。

さらに
1932年には低床シャーシの「ファンタムII」、

1936年には当時最先端のウィッシュボーン式独立懸架とV形12気筒エンジンを備えた巨大な「ファンタムIII」を送り出している。

1922年に
シルヴァー・ゴーストより小型の20HP形車(通称ベビー・ロールス)で
オーナー・ドライバー向けの高級車市場を開拓。

これは
1929年に強化形の20/25HPに発展、

1936年には排気量拡大型の25/30HP形に移行し、

1938年にはやはり独立懸架装備のシルヴァー・レイスに進化している。


1949年式ロールス・ロイス「シルヴァー・レイス」既にこの頃には

「アイドリング中、ボンネットに硬貨を立てても倒れなかった」

「リアシートから運転手に『エンジンを掛けてくれ』と言ったら、
答えは『もう掛かっております』だった」

等々の「ロールス・ロイス伝説」が世に流布していた。


第二次世界大戦以前のロールス・ロイスは、

材質や工作精度において常に高い水準を維持し続けた。

また走行性能の面でも、
同時期の高級スポーツカーに引けを取らない水準を保っていた。

特注でクーペボディを載せれば、
十分にグラン・ツーリスモとして通用する車であった。


1931年には、ル・マン24時間耐久レースなどで数々の勝利を収めながらも経営不振に陥っていたベントレー社を、
創業者ウォルター・O・ベントレーから譲受、自社ブランドとした。

以後のベントレーは
1990年代までロールス・ロイスのバッジエンジニアリングによる
オーナー・ドライバー向けの姉妹車として存続する。



ヘンリー・ロイスは1933年に死去し、
ロールス・ロイス社は「R/R」エンブレムの赤地部分を、ロイスの喪に服して黒地に変えた(と言われているが、生前にロイスが「黒の方が美しい」として変えさせたという説もある)。
現在でもこれは踏襲されている。

戦前、

高級車オーナーはボディのないベアシャーシを購入し
外部のボディメーカー(コーチビルダー)に発注して好みのボディを
架装するのが、ロールス・ロイスに限らない伝統であった。

しかし
1930年代以降、レディメイドのボディが一般化し、
ロールス・ロイスも有名コーチビルダーのパークウォード社やマリナー社で標準ボディを架装させることになった。



第二次世界大戦中は自動車生産を中止し、

航空用エンジンをはじめとする軍需生産に特化した。

ダービー工場は、軍需工場としてドイツ空軍による爆撃の被害を受けている。

うん^^長い物語があるんだねぇ〜♪  kei
posted by kei at 23:45 | TrackBack(1) | 高級車〜って♪^^

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